社員のモチベーションを上げる何かいい方法、ありませんか?
よく経営者からいただくご質問です。
でもその前に・・・・・・
「会社の理念や経営方針が明確になっていますか?」
「それは社員に浸透、周知されていますか?」
「就業規則等、会社のルールはしっかりとしてますか?」
「労働法規等を遵守している Or しようとしていますか?」
といった質問を逆にさせていただきます。
で、これら投げかけさせていただいた質問に
“YES”であれば
→「ぜひ、モチベーションアップ、図りましょう!」
“No”であれば
→「まずは、“衛生要因”を解決しちゃいましょう!」
『ハーズバーグの動機づけ・衛生理論』
仕事に対する満足をもたらす要因と不満をもたらす要因が異なることを示し、前者を動機づけ要因、後者を衛生要因と呼んだ。
動機づけ要因
⇒仕事の達成感、責任範囲の拡大、能力向上や自己成長、チャレンジングな仕事など。
衛生要因
⇒会社の方針、管理方法、労働環境、作業条件(金銭・時間・身分)など
◎動機づけ要因を与えると
満足を高め、モチベーションを向上させることができる。
◎衛生要因に対して手を打つと
不満は解消されるが、そのことが満足感やモチベーションを高
めるとは限らない。
結論:やる気を引き出すためには「衛生要因」に働きかけてもダメ。「動機付け要因」に働きかける必要があるということ。
では「衛生要因」を満たす必要はないの・・・?
「動機付け要因」をいくら増やしても、「衛生要因」を満たしていなければ社員の不満は解消されません。「衛生要因」は満たされていて“当たり前”ということです。
“当たり前”といっても、なかなかできていないことのが現状ですよね。
ということで、不満を抱えたまま(程度にもよりますが)、“モチベーション”を上げるというのは、困難!
よって、「まずは“衛生要因”を解決しましょう。」ということになります。
同時進行で行うという手もありますよ!