◆平成30年は31.8%
厚生労働省が毎年公表している「新規学卒者の離職状況」によると、新規学卒就職者(大卒)の3年以内の離職率は、平成30年で31.8%でした。離職率を平成の30年間で比較すると、最も低い年で23.7%(平成4年)、最も高い年で36.6%(平成16年)。年によって多少の変動はあるものの、おおむね3~4人に1人の新卒採用者が、3年以内に辞めてしまうと言えます。
業種別では、離職率が高い順に、宿泊業・飲食サービス業(49.7%)、教育・学習支援業(46.2%)、生活関連サービス業(45.0%)という結果でした。
◆「3年以内の離職」の理由1位は?
内閣府「平成30年版 子供・若者白書」より
1位:「仕事が自分に合わなかったため」(43.4%)
2位:「人間関係がよくなかったため」(23.7%)
3位:「労働時間、休日、休暇の条件がよくなかったため」(23.4%)
これは、あくまでもアンケートの集計結果。
若者の早期離職を防ぐためには、企業として、離職に至った理由や原因をしっかりと把握することが必要です。
<早期退職に伴う企業側のデメリット>
・採用コスト、教育コストが無駄になる
・新たな人材確保が困難になる
<改善のための取り組み例>
★社内のコミュニケーションを活発にする
★採用段階でのミスマッチをなくす
★やりがいを見出させる
⇒弊所では、これらの取り組みについて個別企業へのコンサルティングや研修を通じ、サポートしています。