労基署調査~書類ありますか?

労働基準監督署の調査(臨検監督)には、以下のようなものがあります。

 (1)定期監督

 (2)災害時監督

 (3)申告監督

 (4)再監督

 

 (1)の定期調査では、以下のような資料が求められます。

【労働基準法関係】

・36協定

・変形労働時間制の協定届(採用している場合)

・賃金控除協定(法で定められているもの以外を控除している場合)

・就業規則および付属規程(常時10人以上の労働者を使用している場合)

・その他の各種協定(締結している場合)

労働条件通知書

タイムカード、出勤簿、残業申請書等の労働時間管理資料

労働者名簿

賃金台帳

・有給休暇管理簿

・時間外労働に関する特別条項発動の手続きに関する書類

・時間外労働に対する健康福祉確保措置の実施状況に関する記録

・年少者の年齢証明書(18歳未満の労働者がいる場合) 

・在留カードの写し(外国人の労働者がいる場合)

【労働安全衛生法関係】

常時使用する労働者の人数等によっては義務付けられていないものもあります

・安全管理者、衛生管理者、産業医、安全衛生推進者等の選任状況

・健康診断結果報告(定期・特殊)

・ストレスチェックに係る報告

・安全衛生委員会議事録

・健康診断結果(雇入時、定期、特殊)

・過重労働に対する医師の面接指導実施記録

・ストレスチェック実施の記録

 

 たくさんありますね!

私ども専門家からすれば、何でもない(普通に)備えておかなければならない基本的な書類(資料)なのですが・・・・。

◆資料の意味や内容、わかりますか?

◆速やかに用意できますか?

◆記載項目に不足はありませんか?

 労働条件通知書、労働者名簿、賃金台帳等は、記載すべき項目が決められていますよ!

 

(例えば賃金台帳に勤務日数や労働時間の記載がなければ不備となります)

 

自信のない事業者(人事労務担当者)さんは、書類(資料)が整っているか、ぜひ一度点検を!